食べ過ぎたらどうすればいい?
いろいろとメリットのあるおやつですが、食べ過ぎてしまっては元も子もありません。適量にしておくべきです。特に甘いものの誘惑に抗うのはなかなか大変ですが、食べ過ぎるとどうなるのかを知っておくと我慢できるかもしれませんよ。食べ過ぎてしまったあとの対処法と一緒に紹介するので、よく読んでおいてくださいね!
とっても身体に負担がかかるんです
甘いものを食べると、当然ですが血糖値が上がります。精製度の高い白砂糖などは特に、急激に血液中のブドウ糖の量を増やします。この血糖値の異常をなんとかしようと、今度はすい臓からインスリンが出てきます。するとレプチンというホルモンが減少します。レプチンは脳に満腹を知らせる役割があるので、これが減ってしまうと、脳がいつまでたってもお腹いっぱいだと感じなくなってしまうんです。そしてまた食べる。この繰り返しによって、血糖値は上がったり下がったり大忙し。身体に無駄な負担がかかってしまうというわけです。
人によってそのサイクルは15分だったり数時間だったりしますが、とにかくその「まだお腹いっぱいじゃない感」はニセモノです。騙されないでください。甘いものをとるとドーパミンが出て幸せな気持ちになるので、それに味を占めた脳がもっとちょうだい!と甘いもの中毒になってしまうのも、この繰り返しを生む原因のひとつです。砂糖に脳と身体が支配されてしまうなんて、恐ろしい話です…。
砂糖の支配から目覚めたら
食べ過ぎてしまった…と気が付くことができたなら、そこからリカバリーすることも可能です!諦めないでください。
罪悪感や太ることへの恐怖から、とりあえず絶食をしようと思うかもしれませんが、これは絶対にやめてください。逆に体に負担がかかるし、そんなことをしても身体の中に入った砂糖はなくなりませんよ。もっと建設的に考えましょう。急激な砂糖の消化・代謝をなんとか遅らせる工夫をしてみるべきです。
そこでおすすめなのはナッツを食べることです。脂肪分やたんぱく質をちょっとだけ取り入れることによって、糖分の消化を遅らせることができるんです。もちろん、ナッツもおいしいからといって食べ過ぎては意味がないので、気を付けてくださいね。また、ハーブティーや緑茶などの優しい飲み物もおすすめです。砂糖に直接対抗できるわけではないですが、利尿作用があることから腎臓のサポート役として頼れる味方です。
そして翌日は、普通に食事をとるようにします。ナッツをおすすめする際に触れましたが、脂質とたんぱく質に注目したメニューが良いです。炭水化物やフルーツは控えめにしておきましょうね。もちろんサラダもOKですが、市販のドレッシングには糖分と塩分がたくさん入っているので気を付けてください!
罪悪感が一番身体に悪い!
食べ過ぎてしまって開き直っているのはどうかとも思いますが、罪悪感を感じすぎるのも身体に負担がかかります。反省して今後に活かすようにし、いつまでも嫌な気持ちを引きずらないようにしましょう!
人間は甘いものが好きなようにできているんです。別に特定の人だけに現れる異常ではありません。完全に食べないようにする必要なんてないし、きっとできません。それでいいんです。ただあとから後悔しないように、なるべく自分でコントロールする工夫ができるといいですね。